理事長挨拶

財団法人 国際超電導産業技術研究センター
理事長
森 詳介
財団法人 国際超電導産業技術研究センターは、1988年1月の設立以来、関係の皆様方の積極的なご支援・ご協力により、超電導に関する調査研究、基礎研究及び実用化に向けた研究開発、国際交流の促進等を図ってまいりました。
調査研究や国際交流については、研究成果や動向調査の情報提供、シンポジウムや国際超電導サミットの開催、海外研究員の受け入れなどを通じて、国内外の研究者や関係者から高い評価を受けてまいりました。
研究開発については、高温超電導材料の基礎物性評価や新材料の探索から始まり、応用を見据えた基盤技術の開発に重点を移して、推進してまいりました。バルク分野では、材料は既に製品化され、それを用いた機器も製品化直前の段階にあります。また、イットリウム系超電導線材や超電導デバイスの開発では、実用化に向けた研究成果を着実にあげ、世界における超電導技術開発に多くの貢献をしてまいりました。
今日高温超電導技術の応用に関する研究開発は、日米欧が厳しく競っております。当財団は、今までの研究成果を踏まえ、企業や大学・研究機関との連携を図りながら、イットリウム系超電導線材や超電導デバイスの早期実用化に向けた研究開発を、一層促進してまいります。
超電導技術は、地球温暖化防止のみならず、エネルギー、エレクトロニクス、輸送、医療、環境改善等の幅広い分野において、従来技術では果たし得ない機器の実現や、従来機器の大幅な性能向上を可能とする技術であり、21世紀の社会を支える技術として大いに期待されております。
当財団といたしましては、こうした期待に応えるべく、超電導技術開発に積極的に取り組んでいくことを通じ、超電導関連産業の伸展に寄与し、もって世界経済の発展に資するとともに、明るく豊かな社会の実現に貢献出来ますよう努めてまいります。
今後とも、関係各位のより一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます

